ロンドンで観てきましたよ!Queenのミュージカル!
ストーリーははっきり言って単純だが、ひたすらQueenの曲を歌う!歌う!
いやーもー最高!
脚本を書きおこしたものを発見。著作権的にはアウトかもしれないが、正直、半分ぐらいしか聞き取れなかったのでこういうのは助かる。
開幕時のテロップ
一行ずつスクリーンに投影されたテロップを和訳。
BGMは超低音の持続音
- 1956
- Elvis Presleyが「Heartbreak Hotel」をリリースした
- 1964
- The Beatlesがアメリカを征服した
- 1969
- ウッドストック
- 1975
- Queenが「Bohemian Rhapsody」をリリースした(*1)
- 1977
- Sex PistolsがBBCで放送禁止になった
- 1981
- Bucks Fizzがユーロビジョン・ソング・コンテスト(*2)で優勝した
このへんから内容がイギリス内輪受けになってくる
- 1990
- Jive Bunnyが1枚のレコードで12曲を台無しにした(*3)
- 1993
- Mr. Blobby(*4)がチャート1位になった
- 2001
- Hear'say(*5)が製造された
- 2002
- Hear'sayが崩壊した
BGMはいつのまにか"Innuendo"になっている
- 2007
- デジタルのサイバースターが初めてチャート1位になった
- 2009
- ブサイクがチャートから禁止された
- 2021
- コンピュータ以外が作った曲が「BBC Radio 1」で最後に放送された
- 2030
- 子供が自分のエレキギターを持つのに免許が必要になった
- 2046
- 全ての楽器が禁止された
登場人物紹介
- POP(ポップ)
- ヒッピー。図書館司書。「音楽が死んだ日」について調べていて、プラネットモールのどこかに眠る伝説の「楽器」がロック復活の鍵であることを知る。グローバルソフト社の私設警察に捕まり、洗脳施設「Seven Seas Of Rhye」に送られてしまう。
- Khashoggi(カショーギ)
- グローバルソフト社私設警察の司令。プラネットモールからロックを消し去るというキラー・クイーンの命令によって行動する。ボヘミアンたちを捕まえ、洗脳施設「Seven Seas Of Rhye」に送り飛ばす。
- Galileo Figaro(ガリレオ・フィガロ)
- バーチャルハイスクールの卒業生。名前は自称。周りの男の子(boyzone)から変わり者扱いされている。なぜか、頭の中で音楽が聞こえ言葉があふれ出す。いつか自分だけの本物の音楽を作るのが夢。ボヘミアンの恐れありとしてグローバルソフト社の私設警察に捕まり、スカラムーシュと出会う。
- Scaramouche(スカラムーシュ)
- バーチャルハイスクールの卒業生。名前はガリレオが名づけた。彼女自身のファッションポリシー(パンク)があり、周りの女の子(GaGaガール)とは一緒にされたくない。
- Killer Queen(キラー・クイーン)
- グローバルソフト社CEO。世界を思うままに操る。ロックを憎んでおり、伝説の楽器を探し出し破壊するためにはストーンヘンジでさえも爆破する。
- Meat(ミート)
- ボヘミアンの一員。アメコミのHeavy Metalみたいな格好をしている。頑固者。ブリットと付き合っている。ブリットが使命優先なので少しさびしい。ガリレオのことを「聖句」を盗み見たスパイだと思った。(追記)コマ劇の日本版だとOz(オズ)。
- Brit(ブリット)
- ボヘミアンの一員。ミートと付き合っている。音楽の復活を信じ、楽器を作るために木材を拾い集めている。ガリレオの頭の中に音楽があふれてくると聞き、待ち望んだ救世主「ドリーマー」が現れたと信じ、アジト「ハートブレイク・ホテル」に彼らを連れて行く。
We Will Rock You"で使われたQueenの曲とその意味合い
- Radio Ga Ga
- ヴァーチャルハイスクールの生徒たち。グローバルソフト賛歌 (歌詞は変えてある)。このミュージカルでは、"Ga Ga"という言葉に「グローバルソフトによるヴァーチャル世界」とか「グローバルソフトによるコントロール」といった意味を持たせてある。
- I Want To Break Free
- 最初にガリレオ、次にスカラムーシュ。ヴァーチャル世界に我慢できないという叫び。ガリレオの登場時、およびスカラムーシュの登場時に歌う。
- Somebody To Love
- スカラムーシュ。私を愛してくれる人がどこかにいるはず、という思い。
- Killer Queen
- キラークイーン&取り巻き。恐怖政治を敷く独裁者として。
- Play The Game
- キラークイーン。グローバルソフトのCEOとして思うままにふるまう。(追記)コマ劇の日本版だと"Now I'm Here"。
- Under Pressure
- ガリレオ&スカラムーシュ。周りは異分子を恐れているので彼らを目の敵にする。
- Kind Of Magic
- カショーギ&キラークインーン。完全な支配を夢見て。
- I Want It All
- ブリットとミート。救世主となる「ドリーマー」を見つけることができれば、望む全てを得られる。
- Headlong
- ガリレオ&スカラムーシュ&ブリット&ミート。「ハートブレイクホテル」を目指して。
- No One But You
- ミート&ボヘミアン。(フレディを含む)ポップ・アイドルたちを偲んで。
- Crazy Little Thing Called Love
- ミート&ブリット&ガリレオ&スカラムーシュ&ボヘミアン。ロックとは何かわからないというガリレオに、愛のために歌うものだと教える。
- One Vision
- メインは没個性に疑問を持たない「消費者」たち。サブはガリレオ&スカラムーシュ&ボヘミアン。
- Live Forever
- ガリレオ&スカラムーシュ。2人が後戻りできない道で愛を確かめ合う。
- Seven Seas Of Rhye
- カショーギ。捕らえたボヘミアンたちを洗脳しながら。
- Fat Bottomed Girl
- キラークイーン。登場時。
- Don't Stop Me Now
- キラークイーン。ボヘミアンたちを捕らえたという報告を受けて大喜びして。しかし報告途中だったカショーギに歌を止められてしまう。
- Another One Bites The Dust
- キラークイーン。失望させるとどうなるかわかっているんだろうな、とカショーギを脅す。
- Hammer To Fall
- ガリレオとスカラムーシュ。口論しながら。
- These Are The Days Of Our Lives
- ポップ&ボヘミアン。日々は過ぎ去リ、希望だけが残っている。
- We Will Rock You
- ガリレオ。ウェンブリースタジアム跡地で、伝説の楽器をよみがえらせるために。
- We Are The Champions
- ガリレオ&全員。世界にロックが復活したことを祝って。
- Bohemian Rhapsody
- 全員。We Are The Championsを歌い終わり、このミュージカルも終わりかな…と思ったときに、スクリーンに"Do you want Bohemian Rhapsody?"という字幕が出た。客席は大ウケ。
- (追記)I Was Born To Love You
- 全員。コマ劇の日本版だけ。
反逆者「ボヘミアン」たちの元ネタ
ボヘミアンたちは全員、ポップ・アイドルにちなんだ名前を名乗っている。
- Aretha
- アレサ・フランクリン
- Sir Paul (Big Macca)
- ポール・マッカートニー
- Cliff
- クリフ・リチャード
- Madonna
- マドンナ
- Jackson 5
- ジャクソン・ファイヴ
- Prince
- プリンス
- Beyonce
- ビヨンセ
- Bob
- 詩人ボブ、反逆者ボブ、預言者ボブ、建築家ボブ (ボブ・ディランかボブ・マーリィのどちらかなんだろうが…)(追記)Bob The Builder。建築家ボブではなかった。冗談だったのね。コマ劇の日本版では「ボブ・サップ」になってたな。
- Meat
- ミート・ローフ(追記)コマ劇の日本版だとOz(オジー・オズボーン)。
- Brit
- 最大最強最悪で最もロックンロールなブリトニー・スピアーズ (オリジナルのセリフは "I'm the biggest, baddest, meanest, nastiest, ugliest, most raging, rapping, rock'n'roll, sick, punk, heavy metal psycho bastard that ever got get-down funky. They call me - Britney Spears.")